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大門碧

Daimon midori
(日本学術振興会/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士後期課程に所属しています。
2006年からウガンダの首都カンパラで、若者たちを対象に調査を続けてきました。ひとつのエスニシティや出身地では括ることが到底できない若者たちが結ぶ社会関係を探求しています。具体的には、新興のエンターテイメント・ショーに携わる若者たちを追いかけています。若者たちがどのようにショーをつくりあげていくのかを観察し、かれらのこだわりを見つけ出そうと考えています。同時にレストランやバー、劇場に設けられたステージという場所をどのように捉えているのか、さらにカンパラの人びとがどのようにショーを楽しんでいるのかを考察することで、舞台芸能研究も取り組んでいこうとしています。最近では、自分自身がカンパラの劇場に役を与えられて演じることもあるので、この共に芝居をつくるという体験を生かしてかれらの「演じる」極意を体得するだけでなく、「調査者(外国人)がどのように見られ、なにを求められるのか」を分析できないかと考えています。


<主要業績>
大門碧(2011)「ウガンダの首都カンパラにおける若者たちの社会関係:現代アフリカのサブカルチャー〈カリオキ〉を事例にして」『アジア・アフリカ地域研究』第10-2号: 144-175。


<関連HP>
Nairobi Field Station